【ヨガは“トイレに行く”ための準備!?】——瞑想につながる私のヨガ観

はじめに

世間一般ではヨガといえば、「健康的なダイエット法」「身体が柔らかくなる」「超人的なパフォーマンスができるようになる」といったイメージを持たれがちです。
しかし私の場合、ヨガは「瞑想のための準備体操」であり、「トイレに行くためにドアを開けるようなもの」だと思っています。

「えっ、トイレ?」と驚かれるかもしれませんが、瞑想を「トイレに行ってスッキリする行為」だとたとえるなら、ヨガはその扉を開ける手順、もしくはトイレへ向かうまでのプロセスにあたるもの。今回はそんな独特のヨガ観をお話ししてみたいと思います。


ヨガ=超人になるための修行? それとも……

一般的なイメージと実際のギャップ

  • 身体が柔らかくなる
    ヨガを始めるきっかけとしてよく挙げられるのが「身体がほぐれる」「柔軟性が高まる」という点。もちろん、正しい方法で継続すれば、身体の可動域が広がることは事実です。
  • ダイエットや健康効果
    ヨガは筋肉を程よく使い、呼吸を整えるため、ストレス軽減や基礎代謝向上などが期待されると言われています。
  • 神秘体験・特別な力
    イメージとしては「ヨガを極めると仙人のようになれる」「精神的にも超然とした境地に達する」と思われることも。

私自身も、ヨガを続けると心身が整うと感じることはあります。ただし「だからといって劇的に体重が減る」「突然、超人的な力を得られる」といったことはなく、むしろ地道で着実な効果の積み重ねだと考えています。


私がヨガをする理由:瞑想の“扉”を開けるため

「トイレに行く」前の準備体操

瞑想を「トイレ」で表現するなら、そこに向かうための“歩み”や“ドアを開ける動作”こそがヨガです。すでに瞑想をしている方はご存じのとおり、心を落ち着けて深い内面に入っていくには、ある程度身体がリラックスしている必要があります。

  • 体をゆるめ、呼吸をスムーズにする
  • 瞑想の姿勢をとりやすくする
  • 身体感覚が整うことで、内面の静けさに気づきやすくなる

こうしたプロセスをサポートするのがヨガだ、と私は捉えています。


【比較表】一般的に言われるヨガ vs. 私の考えるヨガ

一般的なヨガのイメージ私の考えるヨガ
主な目的健康・ダイエット・柔軟性アップ・精神的安定瞑想(=“トイレ”)に向かうドアを開けるための準備体操
効果定期的に行うと身体がほぐれ、ストレスの軽減などが期待瞑想しやすい身体と心の状態になる(結果的に健康にも良いことは多い)
継続のモチベーション体型維持やリラックス効果などわかりやすいメリット「瞑想への足がかり」として欠かせないプロセスという位置づけ
得られるイメージ柔軟で健康的な体、精神面でも落ち着いた印象動きや呼吸で心身を整え、瞑想へ自然につなぐ“導入”
おすすめ度気軽に始めやすく、運動不足解消としても有効「すごい体操」を期待するより、ゆるやかな心身の準備として捉える

まとめ:ヨガは“瞑想前のウォーミングアップ”

ヨガ自体にもさまざまな効果があり、続ければ続けるほど身体が変化していく人も少なくありません。一方で、「痩せる」とか「超人的になる」といったイメージばかりが先行すると、期待しすぎて拍子抜けする可能性もあります。だからこそ私は「ヨガはあくまで瞑想(トイレ)に行く前の準備運動」という捉え方を大事にしています。

  • 身体を適度にほぐし、呼吸を整える
    → 瞑想へスムーズに入るため
  • ヨガの動作自体が気持ち良い
    → 身体の感覚を丁寧に感じられるようになる
  • 結果的に健康や精神的安定を得ることも多い
    → ただし、個人差があり、目立った即効性は期待しない方が無難

ヨガは本来、心身を統合し、呼吸や内面の静けさに気づくためのもの。世間の華やかなイメージにとらわれることなく、自分が「続けたい」と思えるスタイルでゆったり取り組む。それこそが、長く続けるコツかもしれません。


おわりに

ヨガを「瞑想の準備体操」「トイレに行くための扉を開ける行為」と見るか、それとも「美容や健康のための運動」と見るかは、人それぞれです。どちらが正しいというわけではなく、結局は自分が何を大切にしたいかでアプローチは変わります。
私にとっては、瞑想に入りやすくするために欠かせないヨガ。もし興味があれば、ぜひ「何か特別な結果」を求めすぎず、まずは呼吸や身体の感覚を味わってみるところから始めてみませんか?

ヨガは目に見える結果だけが全てではなく、意外なところで瞑想や日常生活の質を変えてくれるかもしれません。ゆるやかに続けられるスタイルを探してみましょう。


※本記事でのヨガの捉え方はあくまで一例です。ヨガは流派やインストラクターによって方法や考え方が異なりますので、自分に合ったスタイルを見つけるのがおすすめです。